推し活雑記 12/31

僕の推しは、ライブステージにおいて振りや表情に、これでもかと感情を乗せます。

 

12月31日は大晦日なので、年明けイベントで巫女装束を纏っていました。

いつも結んでいた髪を全部おろしていたので、その時点でいいもの見れたと喜んでいたのですが。

 

イベント限定ライブを注文するにも、曲をどうしようか迷っていたところに、

=LOVE聴いたりする?ラストノートしか知らないって曲、まだ完成度6割くらいだけど踊れるよ!」と言われまして。

他の方のブログに登場していたので曲名は知っていたのでお願いをしたのですが。

 

 

ピアノ主体のすごく切ないメロディラインの楽曲で。

叶わぬ恋に苦しむ歌詞で。

それを全力で全身に乗せて踊ってくれる。

たちまちフロアの雰囲気は変わるわけです。

ペンライトは降らずに、ドラムに合わせて揺れながら、こちらも一挙一動見逃すまいと全力でその姿を見据えていたところ、その瞬間はやってきました。

 

 

振りの過程で振り下ろした頭を持ち上げた時、普段とは違って下ろしていた髪が両側の猫耳に掛かったんです。

その姿が巫女装束を纏っているのも相まって、まるで天女のようで。

ちょうどブレイク前のCメロの、ボーカルに力が強くこもるところで。

山場なので、オーダーした僕のほうをちょうど見てくれていて。

 

 

ここは「夢の国」であるはずなのに、ほんの数秒間、全く別の空間へと姿を変えました。

 

 

ガラスの仮面」に、役者が観客を所作や表情で異世界へ引き込む描写、役者がまさに登場人物であるかのように錯覚させる描写が何度も出てきますが、あれはフィクションではなかったのです。

 

………

 

なんと良いものを見られたことか……

 

 

いつも通り、踊った後「どうだった?」って聞きにきたので、簡潔にこのことを伝えたんですけど、果たしてどれくらい伝わってたかな?(笑)

 

 

この髪型じゃなかったら振り上げた髪はああはならなかっただろうし、

猫耳ついてなかったら振り上げた髪はそもそもかからなかったし、

巫女装束だったからこそあそこまで神々しさが引き立ったと思うし、

偶然に偶然が重なって1回きりのあのステージが観られたのだなぁと思うと

全く感無量でございました。

 

 

という、オタクの日記でした。